
火の粉は大きくまん丸に広がり、白、青、赤と色を変えて消えるものや、柳のように軌跡を残して落ちるもの、広がったあとにユラリとランダムに方向を変えるもの(“蜂”という名前らしい)があった。風は弱く、絶好のコンディションだったといえる。


後ろの席にちいさな子ども連れの家族が座っていて、その子どもの言うことがいちいちかわいかった。それとは他の子どもが「こんなに大きな花火の音がしたら、神さまもびっくりしちゃう」と言っていた。


デジカメで何枚かとってみたけど、やはり手持ちでは全然だめ。発色もよくない。“花火モード”だとシャッタ・スピードは2秒に設定される。2秒間じっとしていることは手持ちでも不可能ではないけど、シャッタを切る時にどうしても揺れてしまう。最近では携帯電話の内蔵カメラのほうが上手く取れるかもしれない。
光の華。焔の業。「ファイアワークス(fireworks)」「フ・ダルティフィス(feu d'artifice)」とはよく言ったもの(外国では日本のような花火はなかなか見れないだろうけど)。人間の手によって生まれた光。数秒の命のあと、夜に帰される。一瞬の光と永遠の光が交錯する。