とても贅沢な悩みかもしれないけれども、東京―アメリカ東海岸間の片道約12時間のフライトは何回利用しても慣れない。時差ぼけにはあまり悩まされないほうだけど、僕は機内で読書をしたり映画をみたりすることがあんまりできないし、かといって心地よく眠るのも不可能なので、太平洋越えはほとんどゆるい拷問に近い。
空港での手続きもあまり好きじゃない(特に米国入国時)。荷物は多いし重たいし、入国審査のムードも好きじゃないし、「ああまた学校か…」って気分になるし(それは別の問題か)。
でも実は国内線はわりと好きだったりする。この間の春休みにNYに行った際はデトロイトを経由していったのだけど、これはまあなかなか快適なフライトだった。2〜3時間なら空を飛ぶのも楽しんでいられる。Northwest航空だったんだけど席も結構ゆったりめで、キャビンも大きいし、やっぱり中型くらいの飛行機が一番乗り心地がいいな、と思った。国際線は一度にたくさん人を運ばなきゃ行けないから、どうしても窮屈なデザインになってしまうのだ。
ちなみにワシントンD.C.―シャーロッツヴィル間は30分くらいの非常に短いフライトである。飛行機もプロペラのついたちっちゃい奴で、満席のことはあまりないけど、「重さのバランスを均等に保つために指定された席に座って下さい」なんて言われる。そんなデリケートなものなのか、と少し心配になるが…。
周りの乗客もフライトの快適さを左右する重要なファクタである。隣の席の人が少し大きめの紳士だったり、前に座ったおばちゃんが水平飛行に入った直後にリクライニングを全開に倒してきたりすると泣きたくなる。僕の友達には隣の人に話しかけて暇をつぶす人もいるが、僕には到底無理である。寧ろ3分後に話題がつきた場合の後の沈黙が恐怖ではないか。

今回のシャーロッツヴィル―デトロイト間のフライトでは前の前の席に座っていた小さな女の子が後ろを向いて機内を見回していた(写真・上)ので、その子ににらめっことかいないいないばあとか、そういうジェスチャして遊んで過ごした(ちなみに僕は成人である。あしからず)。隣に座られるならこんなかわいい子どもがベストである。子どもとは基本的に話題がつきない。
あと、初めて利用したのだけどもデトロイト空港がかなり気に入ってしまった。二つあるターミナルは横に長く、平行線のようにアレンジされていて、それらを結ぶ地下通路はブルーライトで幻想的な雰囲気で照らされている(急いでいたので写真は撮れなかったけど)。日本人利用客が多いのか、看板も英語と日本語で表記されている。

全体的に近代的で綺麗なデザインだし、時計とトイレはあらゆるところにあるし、非常によろしいと思った。水が行儀良く飛び出して落ちる噴水(写真・上)もある。別に驚くほどのものではないけど2分くらいは立ち止まってみてしまう。

さらにカッコ良いなぁと思ったのは屋内にモノレールが設置されている(写真・上)ことだ(ターミナルが直線的に長いからこそ可能なこと)。動く歩道がこれでもかというくらいに設置されているので、下を歩いても頑張れば移動時間は同じくらいにできるけども、乗るだけでなんだか非常に未来な気分にさせてくれるのである。カーヴしている天井とそれを支える柱の構造もなんだかカッコ良い(建築家ってのはホントすごい)。
でもこんな風に飛行場が観光地になってしまうことはある意味では問題かもしれない。初めての海外旅行でデトロイト空港を利用していたら、空港の思い出が必要以上に思い出のメモリを消費してしまうかもしれない。それも悪くはないのかもしれないけど。
とにかく、旅行はたくさんしたいけど、長距離フライトはできれば遠慮したい。世界を飛ぶのはいいけども、飛び過ぎはあまり良くない。
Current music: Straggler, from "Gooseflesh" (Zeppet Store)