北区はなんでも貧乏で有名、っていうイメージがあるけど、図書館は実は16(うち1つは障害者福祉センタの図書室)館あって、そのコレクションはなかなかそれなりに良い。
誰がどういう基準で購入する資料を決めているのかよくわからないけど(選任キュレータがいるのかな?)、個別の図書館によってコレクションにはかなりヴァラエティがあるようで、だから全館あわせると結構強力な「品揃え」になる。
資料はインターネット上にデータベース化されていて、一括検索ができる。最寄りの図書館にない資料は取り寄せてくれるし、借りた資料は区内のどこの図書館に返却しても良い。便利。
ということで面白そうなCDがある度に取り寄せてもらっては借りてきて聴いているわけ。これじゃ学校にいるときと同じだな…。
しかしこれも「検索エンジン」というものすごいものがあるからで。今僕が利用しているような図書館のありかたはこれなしには考えられない。しかも、借りてきてすぐに聴かないCDはHDDにとりあえず落としておけば良い。これってソフトウェアがハードウェアのありかたを変えた例っていうか…そんな複雑な話でもないか(笑)。
でも公共の図書館の歴史とか、そういう意味ではちょっと興味深い。今のテクノロジなしではもともと成り立たないようなものに思えるんだよね。それに、税金がどのくらい割かれてるのかわからないけど、あのレヴェルのコレクションが可能なのは本が比較的安く売られているから。本とCDの値段って、その資料的・芸術的価値と本質的に関連があるわけではなくて、任意というか、コンティンジェント(contingent)なものだし。
つまり図書館ってものは、今のテクノロジがあってこそ最大限有効に活用されうるわけだけど、そのシステムとしてはちょっと時代遅れな側面もあるという。
話を資料の検索・予約にもどして。僕が探すCDはほとんどクラシックかジャズだから問題はないんだけど、やっぱり人気のある普通のポップ/ロックのCDは予約がいっぱいで、自分の番が回ってくるのにずいぶん時間がかかる。というのも、学校の図書館やレンタルCD店と違って公共の図書館では返却延滞に対する金銭的ペナルティがないから。
資料を紛失してしまったり汚してしまったりした場合はもちろん弁償しなくてはいけないけど、延滞料金というものはなくて。傷がついて音とびしているCDやブックレットがないものも結構あるし。このへんのペナルティはもっと厳しくしても良いと思うけどなぁ。
そのくせ図書館のカウンタの人は利用者のことを「お客さん」って呼ぶんだよね。僕はあれはなんとなく不自然に感じてしまう。“利用させていただいている”って気持ちで行ってるからかなのか。でも他の呼び方なんかあるかな、って考えてもなかなか思いつかない。
05/31/2006
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