夏休みが始まってからというもの、働きもせず、勉強もせず、趣味に打ち込むこともなく、僕は川面をぷかぷか浮かんで流れる瓢箪のように暮らしていました。
(瓢箪の川流れ:あてもなくぶらぶらしているようすのたとえ。)
何かお金のかからなくておもしろいことはないかと思っていたら、瓢箪から駒、しばらく会っていない知り合いの方から、映画館の招待券をいただきました。
(瓢箪から駒が出る:意外な所から意外な物が出ること。)
それで、中学の同級のF氏を誘って『バベル』という作品を観ました。上映後、F氏は「俺じゃちょっとわからなかったかも」と言っていました。時間軸のずらしかたや、どこかすっきりしないエンディングに、瓢箪で鯰(なまず)を押さえるような、しっくり来ない感じがしたのでしょう。
(瓢箪で鯰を押さえる:とらえどころがないことや、要領を得ないことのたとえ。)
帰りには本屋に寄って、雑誌を見ながら芸能人で誰が美人かという議論をしました。ファッション雑誌のモデルや外国の女優さんなどは、同じ人間なのに、自分と比べるとまるで瓢箪と釣り鐘です。
(瓢箪に釣り鐘:差がありすぎて比べものにならず、釣り合いがとれないことのたとえ。)
だから、僕は、もっと親近感のある人が好きです。今書店で並んでいる雑誌では、『BLT』の長澤まさみさんの巻頭特集の最初の写真、それから、『東京情緒食堂』の小西真奈美さんが、とてもいいなぁと思いました。
(瓢箪:ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。ユウガオの変種。[...] 夏の夕方、白い花を開く。[...])
* * *
新しい電子辞書を最近購入しました。この記事はその中の「ことわざ事典」でいろいろ検索しながら書いたのでした。おしまい。
06/09/2007
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