04/05/2008

僕は自分の人生をコーヒーのスプーンではかり分けた…

オックスフォード大学院留学に関して、僕の財源的支援のステータスをご報告します。

以前にも書いた通り、一般的に、英国の大学院で学ぶための費用を確保するのは、米国の大学院で学ぶための費用を確保するのよりかなり難しいとされています。それというのも、米国のプログラムでは(そこそこのレヴェルの院であれば)、フェローシップやT.A.(助手)の仕事の割り当てによってすべての合格者に学位取得に充分な財源が保証されるシステムが確立されているのですが、英国のプログラムにはそのようなシステムはなく、合格したからといって自動的に金銭的援助が受けられるとは限らないのです。

そこで、大学院に出願すると同時に奨学金のプログラムにも応募しなければいけないのですが、奨学金制度の数と質の両方において、EU外からの留学生はやや不利な立場に立たされます。(結果として、アメリカ人が英国に大学院レヴェルで留学する場合、Rhodes、Marshall、Fulbrightなど、法外に競争率の高い奨学金を勝ち取らなくてはならなくなります。)

それでも、僕の場合は信じられない幸運が幾つも重なって、Clarendon Fund Scholarshipという非常に太っ腹なプログラムからオファーをいただき、学費、カレッジ・フィーはもちろん、生活費までカヴァーしてもらえることになりました。

喜んで奨学金オファーを承諾する旨をメールでファイナンシャル・オフィスに報告すると、数日後返信があり、なんと、Clarendonと同時に応募していたRipplewood Scholarshipの審査にも合格したということでした。こちらは、マートン・カレッジが提供する、日本人留学生向けの奨学金です。

ということで、2つの財源から援助をしてもらうことになったのですが、合計受領金額が増えるわけではなく、Clarendonからは学費とカレッジ・フィーを、Ripplewoodからは生活費をカヴァーしてもらうということになりました(こうすることで、浮いたお金が他の学生にまわる)。これで、僕の学業を支える財源が2つになり、より一層がんばらなければ、という気持ちです。

僕は日本の中学校を卒業してから7年間に渡ってアメリカで勉強してきました。この教育のために僕の家族が費やした経済的犠牲はものすごく大きなものです。それでも、これから先は家族ではなく、まったくの他人様のお金で勉強することになります。これはまた違う意味で大きなプレッシャーです。

受け取る奨学金の金額で学生の価値が決まるわけではもちろんありませんが、お金を出す側としては、この学生にはこれだけの“投資”をする価値がある、という考えがあるわけで…。社会的責任というのももちろんありますが、僕としては、お金を出してもらう人をがっかりさせるようなことがあってはいけない、という気持ちが強いです。

* * *

次のポストではオックスフォードのカレッジのシステムと、僕の所属するカレッジについてご報告します。

posted by Yuuki at 03:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | On Schooling/Education
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